京都日記を脱線して、と書いていましたが… 上賀茂さんのコンサートで京都日記は終わりじゃないの?と思われたそこのアナタ!!←いないって?
今回は、ウチのお師匠に「コンサートの余韻を是非京都に泊まって味わって欲しいわ(๑˃̵ᴗ˂̵)!」と言われたので、泊まりでお伺いすることにしたのです。
翌朝。余韻にひたってゆっくりすればいいものの、神社仏閣詣でに関しては欲張りなワタクシ、こちらにお伺いいたしました。
もちろん、東寺!!
早朝に行われる生身供に参列してまいりました。
高野山奥の院での生身供には昨年お伺いしましたが、東寺でも行われていることを知り… 是非お伺いしなくては!!と、夜の北山で冷えて疲れた身体を頑張って起こして、参拝してまいりました^ ^
午前5時半過ぎ、東寺に到着。
門が開き、10回鐘の音を聞いたら、入ります。毎日いらっしゃる信者さんがいらっしゃるので、真似をしていればなんとかなります(^_^;)
高野山では僧侶の方々の読経ですが、東寺ではなんと!信者の方々の読経でした!! 独特の節回しでしたが一緒に般若心経を誦えることができました。その後、空海さんが唐から持ち帰ったという、仏舎利を頭と両手に授けていただきました。これも信者の方々が教えてくださいましたよ! 空海さんを信じている方々、さすが、皆さまとても親切です。
1200年続いている儀式。
いま、私がこの体験ができるのは、信じてきた人たち、そして、いまも信じている人たちの、力。それが、1200年もの間、続いている。
この先、1000年、1200年先に残るもの、続くものは、何があるのでしょうか… 新しいものが出てきた!と感動したメディアもどんどん新しいものが出て、100年先どころかこの10年、5年先ですら残るかどうか不安なこの頃…
1200年以上前の空海さんの書物が残っているということは、和紙に墨がいちばん信頼できるメディアかもしれません。アナログ万歳!!
そしてやはり、空海さんを信じる人たちがずっと続いていたからこそ、書物が残っているわけで。
空海さん、自分の書いた書物が、このあと何年先まで読まれると思っていたのでしょうか。
貴重な、ありがたい体験ができました。
次は御影堂の修復後にお伺いしたいですね、もちろん。座布団を持って(^_^;)
そして、帰りに大好きな東寺餅を購入しましたよ!! ホテルでひとつ、いただきました。東寺餅さん、7時から営業されてます!
東寺の生身供+東寺餅と、是非セットで、いかがですか?