先日、帰りの電車で、妙な空気漏れのような音が聞こえました。ドアの故障だろうか？と思ったものの、どうやら、となりに立っていた高齢男性の息の音のようでした。音がうるさいだけならイヤホンをして音楽を聴くのですが、だんだん混雑してきて男性の発する音も激しくなり、なにをしでかすかわからず怖すぎて、イヤホンを耳につけることもできずにいると、その男性が、隣に立っていた中学生くん？に言いました。
「カバン当たっとるんじゃー！！」
うひょーーーー((((；ﾟДﾟ)))))))
中学生くんも周りももちろん私も固まるだけでなにもできずにいましたが、その後、しばらくして電車は駅に到着し、ドアが開くと男性は中学生を睨みつけて降りてゆきました。
因縁をつけられた中学生くん？は三人組でしたが
「かばん、当たっとらんのに… 向こうがずっと蹴ってきて、怖かった(ノ_＜)」
そうかそうか… でも仲間がいてよかったね。私も助けてあげられずにごめんよ(´Д` ) 怖かっただろうけど、事件にならなくてよかったよね…
「すごくメンタルやられたー。もう明日部活休む」
学校休むじゃなくて部活休むなんだ。うんうん、私の時代じゃ休めなかったけど、休んじゃえ！
さて。この話をブログに書こうか迷っていたところ、本日、こんな記事を目にしました。
怒りの矛先を「他人にぶつける」人のヤバい心理（東洋経済オンライン） - Yahoo!ニュース
あの高齢者男性も、本来ぶつけるべき怒りの矛先が違っていたのでしょうか。
自分の若い頃でも怒りを不必要にぶつけてくる顧客を多く見てきたので、単純にいまと比べてどうだとは言えませんが、急速に閉塞的になった社会の影響があるのは否めないと思います。もうすこしくらい、意識して寛容な社会づくりを目指してゆくべきでしょう。
中学生くんは、とんだとばっちりでしたね。社会には理不尽なこともたくさんありますが、良いこともたくさんありますからね(*^_^*) 元気を出して欲しいと心から願っています。
