今日より素晴らしい明日を

心が折れたらアロンアルファでくっつける

小さな灯火が消されないように

高野山がとても好きなのですが、高野山の中でもここが一番好き!と言ってきたところが三つもありました。

まずは壇上伽藍の根本大塔、蓮池にある青龍権現社、そして、奥の院燈籠堂の地下法場です。

地下法場は、コロナ禍になってから入場禁止になっております。いつかまた入れる日を待ちたいですね。

地下法場には入れませんが、燈籠堂の一階には入ることができます。その燈籠堂には「祈親灯」「白河灯」「昭和灯」そして「貧女の一灯」があります。

かつらぎ町:貧女(ひんにょ)の一灯(いっとう) 長者(ちょうじゃ)の万灯(まんどう) | 和歌山県文化情報アーカイブ

「貧女の一灯」で検索するとインドのお話も出てきます。お照さんのお話にはインドの説話も混ざったのでしょうか。

貧女の一灯長者の万灯とは - コトバンク

どちらのお話からも「誠意を込めること大切」との教えが伝わります。

大好きな高野山文化財を未来に残すために私も貢献したいと思うものの、誠意だけあっても薄給な自分一人の力は無力でしかないな、と思っておりました。が、一人が多額を寄付したとしても、逆にその人がいなくなったときに一気に貧する可能性もあります。つまり、小さな一人の真心がたくさん集まることが大切。

話は飛びますが、このことは民主主義にもつながるのではないでしょうか。よき独裁者についていくほうが楽に感じてしまうことはあるけれど、その独裁者がいつまでも元気で心も正気を保てるわけではない。万が一亡くなるまで健全だったとしても、「三代目は店潰す」と言われるように、世襲後に悪政が及ぶかもしれない。面倒でもいまは民主主義が合理的でより良いシステムなのでしょう。

戦争が起きても「自分一人では何もできない」という無力感しか感じられませんが、小さな一人でも戦争反対とは言い続けていかなくてはなりません。戦争反対と言い続ける一人が集まり多人数になれば、独裁の一人より大きな力を持つことも可能になるはず。

プロパガンダの激しい彼の国では難しいことですが、戦争反対の灯が大きな炎となりますように。そして、一刻も早く、戦火でだれかが命を落とすことのない日が訪れますように。

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ワタクシたちはとりあえず、必ず投票に行くこと、ですね。日本、投票率低すぎですって…