ゴールデンウイーク中に関東に行った目的はこちら
「イケメン帝釈天さまには東寺の講堂に行けばお会いできるんだしわざわざ混雑した中行かなくてもいいかな」
と思っておりましたが、空海さん筆の
「風信帖」
が展示されると知り、
絶対行かねばーー!
一昨年の京都国立博物館・国宝展に展示されていた「聾瞽指帰」も、昨年の東京国立博物館・仁和寺と御室派のみほとけ展の「三十帖冊子」も見そびれてしまったので、絶対見たかったのです。
入場は20分待ちで、特に風信帖のある入り口付近は人が多く、じっくり見ることはかないませんでしたが…
空海さんの書が立体的に浮かび迫ってきて、何かを訴えてられているような感覚に陥り、圧倒されました。
空海さんは、書を通じて今も生きている。
おかざき真里さんの漫画「阿・吽」では空海さんの書について「彼の記すモンは直接読み手の阿頼耶識に届く。心の芯を掴んで臓物のように引きずり出す」と描かれています。
私は大した人間ではないので阿頼耶識が引きずり出されたかどうかなんてもちろんわかりませんが、1200年の時空を超えて空海さんがそこにいらっしゃるような、ものすごく幸せな感覚を味わうことができました(*^_^*)
時間がなかったため、ほかの展示は駆け足で巡ることになってしまいましたが、風信帖を見られただけで感無量でした。人のいない平日にゆっくり見られたら、また違う感想を述べることができるかもしれません。また、そんな機会が巡ってくるのを待ちたいと思います^ ^
風信帖の展示は5/19までとなっております。興味のある方は、お早目に!